[Fedora-trans-ja] policycoreutils 予約 => 完了

Jiro Matsuzawa jmatsuzawa @ gnome.org
2014年 7月 14日 (月) 13:54:25 UTC


水本さん、加藤さん、皆さん

松澤です。
ちょっと長くなりますが、ご容赦ください。

2014-07-14 14:47 GMT+09:00 Noriko Mizumoto <noriko @ fedoraproject.org>:
>> 先頭のものは
>> $ sepolicy --help
> で表示させると、先頭の文字列は sepolicy に manpage の引数を使用した場合
> の説明であることがわかりました。
>
>> で、残りの4つは
>> $ sepolicy manpage --help
> sepolicy manpage にさらに各種の引数を使用した場合の説明でした。このコマ
> ンドを使用すると、ポリシーに応じたマニュアルページが生成され、そこにはプ
> ロセスドメインについての詳細が記述されているため、常に最新の情報が記述さ
> れたページが生成できるらしいです。
>
> 長くなりましたが、以上の状況から一般的な man ページとは異なるため、加藤
> さんのご意見にしたがい、マニュアルページに統一しようと思います。以下のよ
> うな訳文にしました。ただし、実際に生成して現物確認はしていないので、やっ
> ぱ man ページの方がいいかもというご意見があればぜひ。
>
> * SELinux のマニュアルページを生成する
> * 生成された SELinux のマニュアルページの格納先となるパス
> * 作成するマニュアルページのドメイン名
> * マニュアルページの OS 名
> * 選択した SELinux マニュアルページを HTML 形式で生成する
>

これは、man コマンドで読める troff 形式の普通の man ページです。
ためしに、
$ sepolicy -a [-p 任意のディレクトリ]
と実行してみてください。
指定したディレクトリ(指定しない場合は/tmp)配下に*_selinux.8という名の
troff形式のファイルが生成されるのが確認できると思います。
試しにmanで読む場合は、生成されたファイル名をパス付き(相対でも絶対でも)で
manコマンドに渡してみてください。



あと、「マニュアルページ」という訳語についてですが、
水本さんと加藤さんとで、ひょっとしたら理解に食い違いが出ているような
気がしました (私の勘違いなら申し訳ありません。ご容赦ください)。
私なりの理解では、加藤さんのご意見は、
「manで読むマニュアルを意味する"man pages"を、"man ページ"ではなく"マニュアルページ"としたい」
ということだと解釈しました。

一方で、水本さんは
「通常のmanで読むマニュアルではないから "man ページ"ではなく"マニュアルページ"とした方がよい」
とおっしゃっているように解釈しました。

結果としては同じ「マニュアルページ」でも主張する立場が異なっているように思えたので、そこが少し気になりました。
私の理解が誤っていれば訂正していただけるとありがたいです。



なお、水本さんのおっしゃる、通常のmanではないマニュアル全般(?)について
「マニュアルページ」という訳語を与えるのは少し違和感を覚えます。
一個のまとまった文書を指すのであれば、「マニュアルページ」よりも「マニュアル」だけの方がよいと思います。
いわゆるman pages以外に対して、「マニュアルページ」と呼ぶとすれば、
マニュアルを掲載したWebページを指す場合や、マニュアルの一部分のページを指す場合
などでなければ、少し耳慣れない印象を与えるように思います。
個人的には、man pages以外に「マニュアルページ」と呼ぶ例はパッと思いつきません。
いかがでしょうか。

# man pages自体を「マニュアルページ」と呼ぶのは違和感ないと思います。
# JMでも「マニュアルページ」と呼んでいます[1]。

[1] http://linuxjm.sourceforge.jp/


-- 
Jiro Matsuzawa
Email: jmatsuzawa at gnome.org
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