[Fedora-trans-ja] ファームウェアのライセンス(Re: 査読依頼 Fedora Secondary Architectures

Hideki Yamane henrich @ debian.or.jp
2013年 1月 6日 (日) 07:52:51 UTC


 やまね@Debian Projectです。
 ライセンス周りは興味があるので、適当に訳しました。

On Sun, 30 Dec 2012 23:01:42 +0900
Motohiro Kanda <kanda.motohiro @ gmail.com> wrote:
> ファームウエアは、GPLのカーネルとともに動くけど、バイナリでよいという話があって、さらにフェドーラのライセンス規定があるらしいのですが、私はよくわかりません。

 https://fedoraproject.org/wiki/Licensing:SoftwareTypes#Binary_Firmware
 
 ・OS が動作するためにバイナリのみで提供されているファームウェアが必要なことがある
 ・そのようなファームウェアは、Fedora では許容している
  (※訳注: ちなみにFSFだとそれはフリーではない、ということで拒否している。
       Debianではカーネルなどから分離して別リポジトリに配置している)
 ・ファームウェアの必要条件
  - 実行ファイルではない
  - ライブラリではない
  - 実行ファイルやライブラリへ埋め込まれてない、単体ファイル
  - オープンソースなコードを Fedora で実行するのに必要なファイル、あるいは特定の
   デバイスで Fedora を実行できるようにするもの。なお、他に特別な機構を必要とはしない。
  - 許容可能なライセンスで配布されているもの。

 ・ファームウェアのライセンス条件
  - ロイヤリティなしで利用可能。
  - 再配布制限がない。例外は以下の場合
    * ファームウェアは再配布者の製品に組み込まれて再配布される(あるいは
     既存ユーザーへのメンテナンス更新である)場合に限る。
     または、さらに絞って、再配布者の製品がライセンスされたファームウェアに
     関連するハードウェアをサポートする/含んでいる場合に可能性がある場合にのみ
    * 再配布者がこのFedoraのファームウェアライセンスポリシーによる規程よりも厳しくない
     制限をユーザーに課す必要がある場合

  ファームウェアのライセンスとして、Fedoraが受け入れ可能だと考える利用についての
  大まかな制約条件一覧
  - 制約条件がFedoraで受け入れ可能なソフトウェアライセンスであること
  - 制限が変更に関して
  - 制限がリバースエンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルについて
  - 利用制限がファームウェアライセンスに関するハードウェアと共に利用することについて


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Regards,

 Hideki Yamane     henrich @ debian.or.jp/org
 http://wiki.debian.org/HidekiYamane


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